万博前後のこと

今日ゆーりと話してて、気付いた。

万博前後の記憶がほとんどない。

またゆーりにキレてしまった、そのことすらすっかり忘れていた。

今までの躁状態の時、記憶が見事に消えてた。

誰かに何かひどいことした、そういうのを忘れてるのと同時に、

楽しかった記憶も一緒に消えてた。

今回の躁がひどくないことは、最初からわかっていた。

反動の鬱もそんなに大変ではないだろうと思っていた。

恐かったのは、

こうやって、

楽しかった記憶も消えてしまうこと。

楽しい、幸せだ、そう感じる度に、

つらかった。

その感情は病的な偽物で、

いずれ消えてしまう。

半ば悲劇のヒロインぶって、そんなことを思っては泣いてた。

ほんとに消えるかわからなかった、今までに消えた記憶すらなかったし。今回の躁はひどくなかったし。

でもなんか、自分可哀想って思いたかったのか、そうやって泣いてた。

ほんとに消えた。

消えてた。

私は頭の隅っこで、以前記憶が消えたことを覚えていたのかもしれない。

だからあんなに、

寝る間も惜しんで、

写真を撮っていたのかもしれない。

つらい。

ものすごくつらい。

発狂しそうだ。だから何も考えないように。そうやってどんどん消えていく。

消えていく消えていく

あの時間が

消えていく

なんで

全部

なんで