周りに頼れることもある。救われることもある。
でも基本的に、自分を守れるのは自分だけ。
弱音を吐くのがすごく下手だ。
自分が死にそうな時でも、周りの人の顔色が悪いとそのことを心配してしまう。
奇特な優しい人は、あなたの方こそ大丈夫かと聞いてくれるけど、大抵の人は、自分のことを話して終わる。
尋常でないほど、疲れている。
何十年と、それが分かっていなかった。根性がないだけかと思っていた。
でも、どうやら、そうじゃない。
普通じゃ考えられないほど、ダメージが溜まっている。すでに溜まっているから、溜まりやすくなっている。
アドバイスを、される。
「良かれと思って」というやつ。
悶々としながらもニコニコ聞いて、その後何ヶ月もイライラを引きずる。
咄嗟に言葉が出てこないんだよね。
心に、ものすごく色んな感情が溜まっていて、すぐに引き出せない。
これからは、体調のことでアドバイスをされたら、「そんなレベルじゃないんです」ってすぐに返すようにしよう。
ジリジリと、ずっと、やられてしまうから。そんな意図はないって、分かっていても。
あまり人を馬鹿にしたくはない。
だけど、余計な期待をしないために、「あの人はダメだ」と諦めることは、
自分の心を守るため、時には必要だ。
あの人も守ってくれない、自分のことばっかりだ、
自分のことは自分で守るしかない、
余計な気を遣う必要はない、
とにかくきちんと休むんだ、
そう思えて、楽になったな。
「それだけの症状があったのなら、その休職期間は短いですね」
救われた。
みんなそうだ、って言葉は、好きじゃない。
それは本当に辛いね、って言って欲しい。
だってどう考えても、他の人はここまでしんどくない。
ハンマーソングと痛みの塔。まさに。
でも。
でも、だよ。
私だけは、私の感覚を信じてあげないと。
ずっと、信じてこなくて、それでどんどんこじらせてしまったから。
大丈夫。真面目だから、絶対、さぼれない。
動けるようになったら、自然と動き出すから。
動けないのは、動くべきじゃない時だからだよ。
大丈夫、大丈夫。
焦らず。腐らず。諦めず。