歯みがきから始まる大事な気付き

私は、自分を大切にする、ということがとても下手だ。

弱点、と言ってもいいかもしれない。

私に欠けている色んな要素は、全てそこから始まっているのかもしれない。

タバコを吸ってしまうこと。

お酒を、毎日のように飲むこと。

体に優しくないものばかり、平気で食べること。

睡眠時間を削ってまで、飲み歩いたり遊んだりしてしまうこと。

全て、自分なんてどうなってもいいという気持ちから始まっていると思う。

めんどくさくて、お風呂は義務的に朝入る。

歯みがきは、朝出かける前の、一日一回。

熟睡出来なくてもいい、今すぐ横になりたいという一時の快楽を求め、

虫歯になろうが、たいして長生きするつもりもないから、年老いて歯がなくなっても関係ない、

そんな気持ちでここ最近は過ごしてた。

自分の将来を心配してくれる、親の存在が離れ、好き放題やっている。

今日、色んな諸事情により、本当に久しぶりに、平日に飲まなかった。

久しぶりに、平日の夜に、ゆっくり、お風呂に入った。

マナーや、義務じゃなく、楽しみ、疲れた自分へのご褒美のように、お風呂に入った。

こうやって、自分をいたわる時間って大事だ。

久々に、そう思った。

ついでに、こないだ母さんに言われたこと、寝る前に歯を磨こう、そんな気分になり。って、子供じみた話だけど。笑

磨きながら、あぁ、こうやって、なんとなく、ちょっとずつ、みんな、自分を大切にしながら生きてるのか、と、とても壮大な気持ちになった。

実家にいた頃は、きちんと毎晩お風呂に入り、歯を磨き、家族におやすみを言い、窓を開けて、夜の匂いを感じ、眠った。

朝になったら、窓を開けて朝日を浴び、やっぱり朝の匂いを感じ、家族におはようを言い、朝ごはんを食べ、歯みがきをして、顔を洗って、出かけた。

なんか、そういう、大勢の人にとっては当たり前の生活を、見失っていた。

自分を大事にする気持ちがとっても少ない私は、こんな自分でも大事に思ってくれる親という存在がなければ、こんな当たり前のことも、当たり前だとか大事だとか思えなくて。

自分を大事にする時間が、どんどん減っていって。

それじゃいけないな。

飲みに行くとか、一時の快楽で。

毎日だとそれは、心まで豊かにはしてくれない。

急に自炊とか、私にはハードルが高いから、まずは歯みがきから続けてみよう。

行動から、自分を大事にする練習をしよう。

そんなことをつらつら思った、新月の夜でした。