デジャブ

なんだったかなぁ、と思って。

似たような経験をした。はるか昔。

何日かしてさっきわかった、

どこだったかのバイトの研修だ。

怒鳴り声のような大きな声での挨拶練習。

偉い人に直談判をした。

こんなことに何の意味があるんですか、普段の接客でこんな声出さないですよね、と。

バイト以外に勉強もしてたんだったか、こんなことしてる暇ない、という気持ちだった気がする。

偉い人の答えは覚えていないけど、結局は言われた通りやって、偉い人が最後その場をまとめる時、

「~な人、悩みながらやり抜いた人、色々でしたがみなさんよく頑張ったと思います」みたいに言った。

10代だったかな。なんのバイトか思い出せないけど、そんなことがあった。

事務所の古いやり方。

そりゃあこれじゃ経験者やめるわ、と思って、

数ヶ月前に経験者として入った人、最初に配属された部署の部長、最初に優しく声をかけてくれてもうすぐやめてしまう先輩、かなり長いこといる他の課の課長、

色々お話聞いて、吹っ切れた。

大丈夫。やっていけそう。

何しろ事務所の雰囲気がいいんだ。

一人一人もすごくいい人。

100人近い人数がいて、この人絶対無理だわ、数年関わりたくない、という人は今のところ一人だけ。

まだ接点のない人も多いけど、

会話がろくに成り立たなかった前の事務所とは大違い。

がっつり話をしてみたい、と思う人があまりにも多い。

こちらが名前を把握していないような人でも、エレベーターで乗り合わせると、色々と声をかけてくれる。

脳が全然休まらないのは、

無意識のうちに必死に色んなことを覚えようとしているからというのもあると思う。

事務所のやり方、先輩方の力関係、先輩方の性格と生活と仕事に対する姿勢、これまで事務所で起こってきたこと、今事務所で起こっていること、誰に何を頼ればいいのか、

そういったことを全部同時に頭に入れようとしている気がする。

なんでこの仕事に就こうと思ったか。何をしたいか。

最近は、数字をいじってやりがいを感じられる仕事であればなんでもいい、と言っている。

色んな人の話が聞きたい、原点のその欲求はある程度満たされてきたから。

この仕事をしていなかったらこんな人と話はできなかった、とありがたく思うことが何回かあって、結構満足していたから。

まだまだ。

世界は広い。

事務所内だけでも、あぁこの人すごいな、深そうだな、話を色々聞きたいな、とこんなにも思うわけで。

学ぶべきことは無限にある。

面接の時の質問票に書いたな、

どんな質問だったか忘れたけど、

「死ぬまで成長したい。あぁ良い人生だった!と思って死にたい」

どんどんどんどん、器を大きくしていきたい。

この場所なら大丈夫。

そう思えてきた。