出資証書

袴のパンフレットが届いた。

大学生協のHPで、卒業年度の変更が出来るんだけど、

3年前だか2年前だかに、変更してて。

今度の3月卒業になってて。

そのままにしてた。

私が、袴を着ることは、ないんだろうな。

大学の卒業式でしか着ないもんね。

生協に加入する時に、なんかの出資金、なのかな、出資証書もらってるんだから出資金なのかな、そういうの払ってて、卒業時に返還されるの。

記憶の片隅に追いやられてたよ、そんなこと。

今日、一緒に届いた案内でわかった。

生協には、私の退学のこと伝わってなくて。

案内には退学した場合について書いてなかったから、HPで確認したら、ちゃんと返ってくるらしく。

その時に、出資証書ってのがいるらしく。

掘り出してました。

出てくる出てくる、切ない思い出が。

受験票、合格証書、除籍警告書、休学届。

走馬灯のように。

無事、見つかりました。

最後の、つながり。

つらいな。

悔しいな、やっぱ。

やめる時に、合格証書とか見てたら、何か変わったんじゃないかな。

大好きだった大学。

でも、死ぬほど、つらかった大学。

楽しいことも、いっぱいあったよな。

忘れてた。

なんかもっと、

考えれば良かったのに。

やっぱり、後悔してる。

「いつか除籍になっても、また入り直したい、そのぐらい好きな大学。」

数年前の、私のセリフ。

うちらが中学か高校の頃、友達のお母さんが、大学入り直してた。

そういうの、いいな。

子育てが落ち着いて、経済的に余裕があったら、、

って可能性がどんだけあるんだか。

もったいなかった。

認めます。

やっと、認められるようになった。

あれは、浅はかな選択だった。

目先のことしか、考えてなかった。

過去も未来も、全く見えてなかった。

一体何を得られたんだろう。

全部、中途半端。

中国語も、英語も、国際関係も、友人関係も。

もう一回、やり直せたら。

という、妄想。

まぁ、近い内に、出資金返してもらいに、行きます。

やめてから初めて。

お世話になった先生方にも会いたいな。

気まずさは越えた、かな。

まだ、誇りはろくにないけれど。