彼の演技を初めて観たよ

訃報に触れて、
あれ、そういや私、存在はかなり前から知ってたけど、彼の作品観たことないな… って。
少し前、スペシャル版の再放送だったのかな、それを観てめっちゃ面白くてビックリしてたコンフィデンスマンJP、
そうかあれの映画版(だけなのかな??)にも出てたんだ…
脚本家だか監督だったかのコメント、
出来上がった作品を観てジェシーがあれほど魅力的でビックリしました、みんなジェシーが大好きでした、そんなコメントを見て、
あとほんとみんな彼の人柄の良さ、誉めていて、とにかく惜しんでいて、
そうなんだ、そんなに惜しい人だったんだ、、って思ってて。
昨日、前作の映画観た。
ほんっっとジェシー魅力的だった。
キラッキラしてて。
本当に、カッコいいだけの俳優さんじゃなかったんだな、、って思わせる演技で。
観たの昨日なのに、なんかジワジワきて、今になってボロボロ涙が出る。


幼い頃から、自殺願望が強かった私。
何度か試みて、死ねなかった私。
自殺で亡くなったという話を聞くと、
正直に言う、
そっか彼・彼女は死ねたのか、、と、羨ましく思う気持ち、昔に比べたらかなり減ったけれど、今でも0ではない。
この部屋を内見してクローゼットのポールを見た時、
あ、いざとなったらここで吊れるな、と強く思った、それも事実。
短絡的に物事を考えることの多い私だけど、特に自分の命については、価値の無いものと思うことが多い。

でも、若い人の訃報に触れて、みんな嘆く、もったいない、惜しい、
母さんが私に言ってきたこともあったと思う、
わかるよね?もったいないよね、悔しいよね、って。
それで私は、そうだな、やっぱり自殺は駄目だ、もったいない、と思う、
責める訳ではない、誰にも分かってもらえないようなつらさが、死にたくなるほどのつらさが、あることもあるということ、それはめちゃくちゃ分かる、事情は何もわからないけれど、そういうことだって有り得るってことは痛いほどよくわかる、
その上でやっぱり、自殺は駄目だ。もったいない。
そのことを、気付かせてくれる。


彼ならこの先も、人の心を掴む、動かす、そういう作品をたくさん作れたろうになぁ。
年を重ねた彼も、きっと魅力的だったろうになぁ。
どうしようかな、今ちょっと自分でビックリした、私あまり自分から映画館へ行こうとは思わないタイプなんだが、
例え一人でも、新作の映画を観に行こうかなぁと思った。
その人を思うことが弔いになる、じいちゃんが死んだ時からそんなことを強く思っていて、
行こうかなぁほんと。
そんで、やっぱ悔しいなぁ、って浸りたい。
そうしよ。